フラッシュモブが嫌い・寒いから苦手という人に嫌な思いをさせないのがプロのサプライズ

フラッシュモブをする前に考えなければならないのが、フラッシュモブが嫌いという人やちょっと苦手だという人もいるという事実。
Yahoo!知恵袋に投稿された「昨日の結婚式、フラッシュモブのせいで最悪でした」というエントリが注目を集めています。離婚を考えているという新婦の相談(本人曰く「質問というより愚痴」)なのですが、その原因が少し変わっていました。
投稿者は、いきなり音楽が流れて突然周囲の人が踊り出すといった“フラッシュモブ”をはじめ「この手のサプライズが大大大大嫌い」で、そのことは「旦那にも前から言ってあった」そう。
しかし披露宴の最後、カメラマンがシャッターを切ろうとしたその瞬間、“それ”は突然始まりました。かなり苦手だという曲が大音量で流れだし、すぐさま踊り出すカメラマン。それに続くように他のスタッフやシェフ、友人たちまで……そんな周囲の盛り上がりとは逆に「どうして?」と悲しみに包まれる新婦(投稿者)。
このフラッシュモブが原因で、彼女は泣き崩れ控え室に退散してしまうのですが、新郎は最初「大成功したけど嫁はびっくりしすぎて倒れた」という認識だったそうです。その後、事情が伝わった後の二次会のムードは最悪に……さらに新婦は出席せず実家へ……と大失敗に終わります。
そして実家に帰った新婦は、「結婚式(披露宴)をぶち壊された悔しさ、旦那への失望。もう、離婚しか考えられないです……。」と自身の気持ちをYahoo!知恵袋に書き込みました。補足として、何度も「やめて欲しいという旨は伝えてあった」とも書いています。
(中略)
その後の投稿者の書き込みによると、どうやら「今回のことを仕組んだのは義実家側でした」とのこと。しかし事情があったことは理解したものの、最終的には離婚を決意するに至ります。引用:Yahoo!
こんな失敗を避けるためにはどうすればいいのでしょうか。
幾つかの原因を探ってみたいと思います。
コミュニケーション不足
まず、上のケースの主な原因はフラッシュモブにあるというよりも、「相手が嫌なことをしてしまうところ」にあります。
サプライズが大嫌いだと伝えてあったというように、新郎は新婦の好みについては知っていたはず。それをフリだと捉えたのか、「まあ大丈夫だろう」と捉えたのかは分かりませんが、新郎が新婦の感情や好みに誠実に向き合わなかったところが問題視されています。
妻が喜ぶこと、嬉しいこと、逆に嫌いなことや苦手なことに対するリサーチが足りていなかったのかもしれません。自分がサプライズをするつもりで、あまり探りを入れるとサプライズがバレてしまうからと思ってあまり話さなかったのかもしれません。もし妻がサプライズ的なことは苦手だからやめて欲しいと言われたならフラッシュモブは行わないという決定をしたほうが良かったでしょう。
実際に上記の女性は後に「フラッシュモブがどうこうよりも、自分の嫌いなことを公に行ったことにガッカリしている」という趣旨のことを語っています。いずれにせよ、普段からのコミュニケーションが大切だと言うわけです。
さて、世の中にはこの女性のように、サプライズが苦手だという人が一定数存在します。
「人の目が気になって恥ずかしい」「結婚式は厳かに行いたい」タイプの女性(あるいは男性)の場合、人前でフラッシュモブを行われ自分がその中心になることを恥ずかしがる事があります。また、アメリカなどの欧米の結婚式に参加した経験がある方はご存じのように、日本の結婚式とは比べ物にならないくらいお祭り感があります。逆に言うと日本の結婚式はかなり控えめで、ゲストへの感謝を表す機会と捉えられているのに対し、欧米ではみんなで祝福しようという空気があります。
ですから特に日本では、サプライズが苦手だという人が存在するのも致し方ないところです。
フラッシュモブは万能ではない
なおかつ、フラッシュモブは万能ではありません。
ちょっと相手の気が自分から離れているみたいなので、ここは一発逆転ホームランでフラッシュモブサプライズを仕掛けよう!とする場合、非常に高い確率で失敗に終わることがあります。
また結婚式でサプライズする時にも、そこには感情がありますので、相手の感じ方や感情を気遣ってどんなサプライズにするかを考えることが必要です。
フラッシュモブはひとつの道具に過ぎません。大切なのは二人が幸せになること。その過程で、どのように相手を喜ばせるかということです。
空気が読める”大人”な会社に頼もう
フラッシュモブを行う専門会社も、こうした事情をよくわかっていて、好きな人も嫌いな人もいることを知っています。
事前に綿密な打ち合わせや調査を行い、問題なくサプライズできる(フラッシュモブでみんなが幸せになれる)と確信できる場合のみフラッシュモブを行います。フラッシュモブを行った結果、二人の関係や、同僚・親戚との関係がギクシャクしそうであれば、別の提案をしてくれることもあります。
例えば、フラッシュモブを行う前に、小さなサプライズを幾つか仕込んでおいて場の空気をサプライズ慣れさせておき、フラッシュモブが始まるまでに場の空気を温めておくこともできます。サプライズは場の空気が大切ですので、急に行われるサプライズよりも、みんなが乗ってきた頃に行われるサプライズのほうが感動的です。
また最近では結婚式で「両親へのサプライズ」としてフラッシュモブを行う新郎新婦も増えています。このパターンの場合、結婚式のクライマックスの余興としてはピッタリですし、ゲストも喜んでくれるサプライズとなります。
YOUTUBEなどでフラッシュモブの動画を見ると分かりますが、結婚式でのサプライズはとても感動的なものが多いです。実際にフラッシュモブされた人も「感動した」と述べています。
こうした背景には、空気が読めて、的確な提案をしてくれる大人なプロの代行会社があります。
どんなシーンでどんなフラッシュモブにしたいかと伝えると、プロの目線で最高のサプライズを提案してくれます。
二人の生活の船出となる結婚式。素敵な思い出となるサプライズで結婚式を盛り上げてみてはいかがでしょうか。